かけはた動物病院
かけはた動物病院のブログ「動物病院日記」
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2007年11月09日

猫舌

DSC01559.JPG熱いものが苦手な人のことを猫舌といいますが、これは猫が熱いものを食べないのを見て例えた言葉なのはみなさん、ご存じだと思います。
猫は本来、生きた動物を捕らえて食べる肉食動物です。自然界では獲物の体温以上の食べ物はなく、生き延びるために食事にはとても慎重で敏感にならざるをえません。ですから猫は味覚だけではなく、においや温度などで食べ物の安全性を確かめるのです。猫の食事は温かいくらいがベストなのです。
ところで熱いものを食べられないのは猫だけでしょうか。じつは犬も鳥もハムスターも熱いものを食べません。熱いものを平気で食べることができる動物は人間ぐらいしかいないのです。動物の中で唯一、火を使うことのできる人間は、食べ物を煮たり焼いたりして食べる習慣を持ち、長い年月をかけて熱いものでも食べられるように進化したのです。
近年のグルメブームで熱いものを食べるペットもいるようですが、胃腸をはじめとする消化管が熱い食べ物に耐えられるかどうかはわかりません。動物にはもともと、加熱したものを食べる習慣がないので、与えないのが無難でしょう。
基本的に人間以外の動物はみんな猫舌なのです。動物たちからみると、熱いものでも平気で食べてしまう人間が特別なのかもしれませんね。
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2007年11月02日

飼い主へ過度の依存「子犬の時に社会性を」

DSC02264.JPG小型犬ブームの勢いがやみません。各種の純粋犬種を登録している「ジャパンケネルクラブ」の登録件数では、一位がダックスで、以下チワワ、プードルの順でした。上位十種のうち、九種が小型犬です。日々の診療でもダックスやチワワに会わない日はありません。
一方、こんな問題が出てきました。飼い主に依存しすぎて他の人や犬を受け入れずほえたり、怖がって萎縮してしまう、診察で体に触れられるのを極端に嫌がるのです。ひどい場合は少しでも嫌なことことをされると、飼い主にも本気でかみついてしまうこともあります。
性格もあるのでしょうが、過保護や幼少期に社会性を見につけられない「社会化不足」も背景にあるのだと思います。本来、犬は一緒に生活する自分の仲間、いわゆる群れの仲間をよっぽどのことがない限り、傷つけません。生まれつきそのような本能を持ち合わせているのです。
社会化させるには、子犬のころからいろいろなことを経験させ、たくさんの犬や人に触れさせることが大切です。ペット先進国では、新しい飼い主と子犬を集めてトレーニングを行う「パピークラス」の開催が常識となっています。
性格にひどく問題のある犬は、これを遺伝させないために、繁殖を制限する必要もあるでしょう。

posted by かけはた at 16:40| 動物病院日記

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