かけはた動物病院
かけはた動物病院のブログ「動物病院日記」
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2008年02月29日

夢・・・見ているのかな?

DSC00263.JPGペットも夢を見るのでしょうか? 飼い主のみなさんは気付いていると思いますが、犬や猫は寝ている間も、目をきょろきょろさせたり、足をぴくぴく動かしたり、寝言まで口にします。
私たち人間の眠りには、浅いものと深いものがあります。夢は、睡眠の浅い時に、起きている時と同じように大脳が活動することで見ると言われています。
大脳の発達している哺乳類には、人と同じく、二種類の眠りがあるようです。ある学者は、脳波の実験で、猫やねずみまでも夢を見ている可能性があると報告しています。
ペットは、言葉を話せないので、証拠はありませんが、きっとわたしたちと同じように夢を見ていると思います。
夢のもとは記憶です。覚えていることがいくつも重なって現実のような世界が広がるのです。ペットも楽しいことがたくさんあると、いい夢を見られるかもしれません。
あなたのペットはどんな夢を見るのでしょうか。春の草原を思いっきり走り回っている夢? それとも思う存分、大好きな家族にゆったり甘えている夢?これからもずっといい夢を見せてあげてくださいね。


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2007年08月03日

シニアライフ「健康管理をしっかり」

2006-02-06 09;11;43 (2).JPG近年、ペットの生活が豊かになるとともに、犬や猫にも高齢化が進んでいます。老化にともなう種々の疾患が問題となりますが、とくに「認知症」と診断されるワンちゃんたちが増えています。
夜中に意味もなく単調な大きな声で鳴き出し、静止させても鳴きやまない。歩行はトボトボと前進のみで、円を描くように歩く。狭いところに入りたがり、自分で後退できないで鳴く。飼い主、自分の名前、習慣行動がわからなくなり、何事にも無反応になる。よく寝て、よく食べて、下痢もせず、やせてくる。高齢のワンちゃんに、これらの症状が見られたら「認知症」の疑いがあります。
認知症になると飼い主とのコミュニケーションがとれなくなり、異常な鳴き声に悩まされ、愛犬をコントロールできなくなるため苦労が多いようです。現時点では確立された治療法はなく、やむを得ず薬剤を使用して鳴き声を抑えたり、サプリメントによるコントロールが試みられています。
ペットは人の何倍もの早さで年を取りますので、いつかあなたの年齢を追い越す日がやってきます。規則的な散歩と運動。他の犬と遊ぶなどの刺激。年齢にあわせた食事管理。ホームドクターによる予防的・定期的な健康診断はシニアドックの健康管理に欠かせません。
愛犬の老化は家族の歴史でもあるので、シニアライフをしっかり考えてあげて下さい。

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2007年06月01日

避妊・去勢「飼い主の大切な愛情表現」

DSC00973.JPG近ごろの飼い主さんはとても勉強熱心で、すでに十分な知識を持っている方も多く、病気の予防やしつけに関して事細かく質問されることもあります。ペットにとってはとても良いことであり心強く思います。
ところが避妊や去勢の手術の話になると、まだ多くの方は不自然なイメージや罪悪感を持っているようで「かわいそうだから」と、あまり熱心に耳を傾けてはくれません。
はたしてペットにとって避妊・去勢手術は本当にかわいそうなのでしょうか。手術をせず、自然にまかせていいのでしょうか。
犬や猫にみられる「ほえる」「かむ」「放浪」「マーキング」「マウンティング」などの問題行動は、性ホルモンによる影響が強いので、性成熟期前(生後四ヵ月から六ヵ月くらい)に避妊・去勢手術をすることにより、かなり予防することができます。
自然のままがよいということになると、繁殖も行動も本能のままでコントロールできません。それを人間と共存するために、おさえつけることはペットにとってたいへんなストレスになってしまいます。また避妊・去勢手術をすることにより予防や緩和できる病気はたくさんあります。
避妊・去勢手術は、飼い主にもペットにもメリットがとても多いと思います。一般に健康な犬や猫であれば生後四ヵ月以上から高齢であっても行うことができますが、できるだけ早い時期をお勧めします。

2006.4記


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2007年05月17日

車いすの犬「家族みんなに感謝」

wnei12.jpg 私の名前は「パンチ」です。でも名前と違ってちょっと内気で怖がりのやさしい女の子です。散歩が大好きな元気盛りの五歳。やさしい家族の元で九匹の猫と楽しく暮らしています。
 私が交通事故に遇ったのは一年半前。動物病院に運ばれましたが、背骨を折る重体で、生死の間をさまよいました。懸命な治療にもかかわらず、下半身麻痺になってしまいました。大好きなお散歩がしたくて、長い間リハビリを頑張りましたが、前足で進むのが精いっぱい。ずっとこのままとあきらめていました。
 いつか思いきり走り回れることを夢みていたある日。動物病院に連れて行かれました。出かけるのは楽しいけど、病院は爪きりをされるから大嫌いです。でも、その日は違いました。なんと、そこには私にぴったりの車いすが用意されていたのです。
 車椅子に乗っての散歩は、今では私の日課です。わがまま言ったり、いたずらもしちゃうけど、家族のみんなにはいつも感謝しています。すてきなプレゼントをありがとう。これからもずっとよろしくね。

(2003.12 記)
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2007年05月14日

長寿のウサギ「愛情介護で記録更新」

wnei8.jpg ミミちゃんは、もうすぐ十五歳になる長生きの雄ウサギです。人間なら百歳以上に相当するだけに、背骨の変形による歩行困難や下半身の麻痺、白内障による視覚障害などがあり、介護なしでは生活できません。
 しかし、一緒に暮らしてきた飼い主姉妹の愛情に包まれて幸せそうです。二人は日中はもちろん、夜間や外出時、札幌までの小旅行でさえ、離れずにいてくれるほどなんです。
 私が出会ったのは四年前。ネズミ捕りの粘着剤がくっついて来院しました。ウサギは平均して七、八歳で死んでしまうので、そのころでさえ高齢なのに、治療を嫌がって逃げる元気な姿に驚かされました。
 そんなミミちゃんが昨年、生死をかけた大手術を乗り切りました。胸の筋肉にできた悪性腫瘍がどんどん大きくなり、皮膚が破れてきたのです。二回の手術でも完全に取りきれず現在も治療中ですが、周囲の心配をよそに食欲もりもりで元気です。
 さすがに今では自由に動き回ることはできなくなりましたが、これからも温かい介護で長寿記録を伸ばしてほしいものです。

(2003.4 記)

注:ミミちゃんは残念ながらこの記事掲載の直後に天国へ旅立ちました。
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2007年04月30日

わんちん「多くの命救った輸血犬」

wnei7.jpg「わんちん」が私の病院にやってきたのは開業間もない五年半前の夏。交通事故で骨盤と後肢を骨折して運び込まれた、雑種犬の雄です。治療で元気になりましたが、飼い主は現われませんでした。
 回復した秋のある日、ケージに入れようとする私の手をかみ、逃げ出しました。恩知らずなやつですが、走り去る後ろ姿から喜びがあふれていたように見えたので、「飼い主の元へ帰るんだよ」と見送ってしまいました。しかし、時がたつに連れ、無事に帰れたのかどうか不安になるとともに寂しさが募り、彼を逃がしたことを後悔しました。
 一週間後の冷たい雨の夜、病院の前に汚れた犬がいると言われ、見るとぼろぼろに痩せこけた彼が倒れていました。大嫌いなケージに自分からよろよろと入り、二日間も眠り続けてやっと元気になり、スタッフ一同、胸をなで下ろしました。
 それからの彼は輸血犬としてスタッフの一員です。数多くの重症犬が彼に救われました。現在、推定八歳。そろそろ引退時期です。のんびり余生を過ごさせてあげようと思っています。たくましくてやさしい彼の後継者を見つけなくてはいけません。

(2003.2 記)
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2007年04月26日

責任者はあなた「治療にはメモや便持参で」

wnei4.jpg 言葉を話せないペットは体の不調を訴えることができません。お腹の調子が悪い、歩き方がおかしい、体をかゆがるなど、動物病院ではペットに代わって飼い主が訴えます。獣医師はきっかけ、経過、年齢、性別、病歴、生活環境、食事内容などを聞きつつ、考えられる原因のリストを組み立てていきます。そこから必要な検査を実施し、診断、治療ということになります。
 ずっと一緒にいる飼い主はペットの情報をたくさん知っているはずなのに「わからない」の一点張りや、代理の方が連れて来る場合も多い。ささいなことでも診断の大切な情報になりうるので、気付いたことのメモ書き、便や尿の持参は、呪医しにとってありがたいものです。
 今後の治療など大事なことをメモをとって確認し、納得できないことは何度でも質問すべきです。飼い主が獣医師と一緒にペットをケアしていくのが理想的ではないでしょうか。大切なペットの健康管理や治療方法を、最終的に決めるのは飼い主なのです。

(2002.10 記)

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肥満「与えるより我慢褒めて」

wnei3.jpg ペットの生活が人の生活に近づくとともに、ペットの肥満が急増しています。肥満の危険性を知っている飼い主は意外に少なく、自分のペットが肥満であることにも気がついていない方さえいます。ペットの肥満も、さまざまな病気の原因になります。足腰や心臓に負担がかかり、呼吸器病、皮膚病、糖尿病、いざというとき麻酔がかけられないということもあります。
 「うちの子はどうして太ってしまうの」。理由は簡単。必要以上のカロリーを摂取しているからです。人のように食べる量を制限したりカロリー計算や運動で体重を管理することができません。おいしい味を覚えれば、さらにおいしい食べ物をねだります。かわいいから、ついつい与えてしまうのでしょうが、これは逆に残酷なことをしていると言ってもいいでしょう。
 今まで食べていたものを残したからと、すぐに他の物を与えてはいけません。欲しがるペットに与えるより、我慢できたことをたっぷり褒めてあげることが一番のご褒美。おいしい物をもらう以上に幸せを感じるはずです。無理のない減量のために動物病院での指導や食事療法が必要になる場合もあります。

(2002.8 記)
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老化速度「人間の数倍から数十倍」

wnei2.jpg 「人間の年なら何歳ですか」。飼い主さんからよくある質問です。ペットの年齢も一年ごとに、一歳、二歳と数えますが、人に当てはめると老化の速度は数倍から数十倍も速いのです。
 種類によって差はありますが、一般に小型犬から中型犬は最初の一年で人の二十歳、その後は一年に四歳ずつ、大型犬では最初の一年で十二歳、その後は一年に七歳ずつ。猫は最初の一年で十五歳、二年で二十三歳、三年で二十八歳、四年目からは一年に一年に四歳ずつ年をとるとされています。ハムスターはもっと早く、平均寿命が二年ほどです。
 ペットの寿命が長くなったとはいえ、どんなにがんばっても人間の平均寿命より長くは生きられません。老化と同時に病気の進行も人より早いと考えなければいけません。飼い主さんも気がつかないうちにあっという間に病気が進行していることがあります。
 痴呆症状が出る、目が見えなくなる、足腰が弱り介護が必要になるといった場合も考えられます。毎日のスキンシップから小さなサインを見逃さないよう、健康管理に気を配ることは非常に大切です。

(2002.7 記)
posted by かけはた at 16:15| コラム「ペットと暮らせば」回顧録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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